ごあいさつ
2023年 十三回忌慰霊法要の開催について
これまで代表者のみで行ってきた慰霊法要は三年ぶりに一般参列形式でのオープンな形で行います。どなたでもご参列・ご焼香いただけますので、是非お参りください。 震災発生時刻の黙祷から法要を勤め、鎮魂の詩碑の開眼供養も行う予定です。大切な節目の法要、多くの方と共に会場で祈りの時間を共有できればと思います。
これまで継続してきた「祈りの手紙」プロジェクトは今年も行いますが、昨年同様に審査や受賞、朗読などは行わず、ご応募いただいたお手紙をすべて当サイトに掲載させていただきます。(3/11公開予定)
3.11祈りの日実行委員会
安洞院住職 横山俊顕
私たちについて
みんなで作る慰霊塔、みんなで祈る慰霊祭
震災から4年目となる2015年3月11日、安洞院境内の祈りの広場には高さ4.8メートルの慰霊塔が歴史を刻む象徴として建立されました。建立に際しては500名を超える地元福島の人々の浄財が寄せられ、多くの墓参者や故郷を離れたみなさまが日々手を合わせています。建立より毎年、3月11日には慰霊法要が厳修されてまいりました。
慰霊塔のコンセプト
震災から流れ行く月日。前へ向けて歩み続けた方も、まだ悲しみの中一歩を踏み出せない方も、あの日の変わらない記憶を胸にそれぞれの3月11日を迎えることと思います。この福島の山奥の一角に建てられた供養塔は、天を仰ぎ、それぞれの時間をお過ごしいただくための大切なシンボルです。
左右の末広がりの石は現世の人々を、中心の黒い石は死者を、頂上の球体はこの地球を表しています。この世の想いが死者を包み、この地球とともにこれからも生きていく。一人一人が立ち止まり、そして祈る。そのような場所を皆さんと一緒に作り上げていきたいと願っています。
2043年に完成するプロジェクトです
2017年3月11日。震災七回忌を迎えるにあたり、慰霊塔の傍らに6本の仏塔(鎮魂の詩碑)が建立されました。日本を代表する郷土の詩人・和合亮一氏(安洞院檀徒)の鎮魂の詩を刻み、末代まで震災を語り継ぐための試みです。
残り5本の仏塔は、静かに、詩が刻まれる日がやってくるのを待っています。仏事の回忌ごとに仏塔に詩が刻まれ、震災33回忌をもって慰霊塔の両側に計6本の仏塔(詩碑)が並ぶ予定です。2本目の仏塔に詩が刻まれるのは、2023年に迎える13回忌法要となります。
一人でも多くの方と一緒に手を合わせ、死者の冥福を願い、ふるさと復興へ向けた祈りを共に捧げてまいりたいと思います。
この供養は死者が完全に成仏する弔い上げ、33回忌まで毎年続けられます。
皆さまが静かに祈り続ける時と場所を、亡き人と共に守り伝えてまいります。
3.11祈りの日実行委員会代表
安洞院住職 横山俊顕
当日のプログラム
2023年は動画配信等は行いません。
